マコモダケ

一昨日、福井の友人から

「マコモダケ」をお土産にもらいました

 

名前を聞いたことはあるけれど、

実物を見たのは、この日が初めてです。

 

実はこのマコモダケ、

栄養が豊富で体の不調を整えるさまざまな効能をもっているのです

マコモは東南アジアや東アジアに分布、日本では古く「万葉集」や「古事記」に登場し、「神の宿る草」と呼ばれてきました。

 

出雲大社では、マコモでしめ飾りを編み、神田明神などでは、マコモで編んだ茅の輪をくぐる夏越の祓が行われます。

 

また、お釈迦様はマコモでムシロを編み病人の治療をしたともいわれています。

 

菰(むしろ)は今は稲わらで編むことが 一般的ですが、マコモで編むムシロが 真のムシロであることから、 真菰といわれるそうです。

 

マコモは、米よりもはるかに古い穀物で、古代ではマコモも含めて「六穀」だったとか。

 

また北米大陸の先住民のなかには、英語名で「ワイルドライス」と呼ばれるマコモの実(菰米)を、いのちをつなぐ最も大切な食べものとして伝統的に食べ続けている人たちがいるそうです。

 

ワイルドライスは現在欧米では健康によい高級食材として利用されています。

 

まだまだ生産量が少ないため、市場で売られることは少ないようですが、食物繊維が豊富で、腸内環境を整える、カリウムが塩分の排出を助けてくれる など、体の中を綺麗にしてくれる効果が期待できます。

 

古くから、浄化、毒素排出の効果があると 言い伝えられ、 マコモの葉を煎じて飲んだり、 お風呂に入れているという話もあるだとか。

マコモダケは、葉を除いた白い実を食べます。

 

炒めたり、揚げたり、蒸したりと、食べ方のバリエーションは豊富です。

 

この日は、オーブンで素焼きしたものを食したので、今日は、天ぷらにして食べてみたいと思います。